エンディングノートとは、文字通り「終わり」を記した「ノート」。
人生の終わりを迎えるにあたり、自身の思いや希望を確実に家族などに伝えるた
めに書き記した「ノート」です。
内容はともかく、「エンディングノート」という言葉を耳にしたことがあるとい
う方は、結構たくさんいらっしゃるようです。
「終活」という言葉が注目されてきたことに加えて、同名タイトルの映画が公開
されたことも影響しているようです。
このエンディングノートは、遺言書とは違って、決まった形式や様式はなく、書
き方も内容も自由、法的効力もありません。
形にとらわれず「人生の記録」や「愛する人たちへのメッセージ」を残す方法と
して、浸透しつつあるようです。ちなみに病気等によって死期が迫っている場合
だけでなく、“いつか訪れる”将来の死に対して書いておくケースも少なくあり
ません。
エンディングノートに決まった形式はないので、市販のノートでも、Wordや
Excelを使ってもいいかもしれません。
現在は、さまざまなタイプのものが文房具店や書店などで販売されています。記
しておくべき項目がすでに用意されているので、書き始め易いでしょう。
エンディングノートの書き方としては、突然死亡したときにでも残された家族が
困らないように、まずは、終末期医療についての対応や葬儀への希望、友人や知
人などへの連絡先、個人情報、貯蓄・保険・年金等の財産のこと、アドレスやパ
スワードなどのデジタル情報、等から書き始めましょう。
さらに、死後に伝えたいことや今の気持ち、この世に生を受けてから現在までの
人生の振り返り、イラストや写真等を載せて、自分らしくエンディングノートを
作ってみてはいかがでしょうか?